先日、暇な時間にYoutubeを見ていたら、「メイウェザー最強ディフェンス集」という動画を見つけて、つい見てしまいました。
あの伝説のボクサー、フロイド・メイウェザー選手の華麗なディフェンステクニックがまとめられていて格闘技ファン必見の動画です。
フロイド・メイウェザーとは
フロイド・メイウェザーとは、一言で紹介すると、ボクシング史上初の5階級制覇・50戦無敗のボクサーです。
日本では、年末のRIZINという総合格闘技やキックボクシングの番組で、日本のキックボクサー、那須川天心選手と対戦したことで、
ボクシングや総合格闘技などにあまり興味がない人にも認知されたのではないでしょうか。
調べてみたところ、身長は173cmとあまり高くないですが、芸術的とも言えるディフェンステクニックやスピードで、対戦相手のボクサーを圧倒します。
代表的なディフェンス・テクニック
メイウェザーの有名なディフェンスの技術に、L字ガード(L字ブロック)という構え方があります。
一般的なボクサーは両方の拳を自分の顎をはさむように構えるのに対し、
メイウェザーのL字ガードでは、利き手の拳は、顎の前、もう片方の手をやや下げてボディーをガードするような位置で構えます。
対戦相手から見ると、ちょうどその腕がアルファベットのLの字になるように構えます。
この動画の 0:05〜 あたりからがわかりやすいと思います。
左の拳はボディーをガードするように下げ、右の拳は顎の前に構えています。
L字ガードをすることによって、この動画の0:10〜あたりのように、左腕でボディーをガードしつつ、ややスウェーバック気味に上体をそらし、肩で自分の顎をガードすることができます。
この動画はその他にも、フロイド・メイウェザーの美しいディフェンスを見ることができるので、ぜひ全部一度見てみてください。
ボクシングをしていたり、他の打撃系格闘技を経験したことがある人ならわかると思いますが、メイウェザーのディフェンスの技術も反射神経も素晴らしいものだということがわかると思います。
おもしろいくらい相手の攻撃が、あたらないです。
少なくとも致命的な一撃をもらうことは、ほとんどないです。
反射神経と相手の攻撃の予測
例えば、0:16〜あたりから、
「相手のジャブをかわす➡︎すぐ右ストレートを返す➡︎相手の右ストレートによる反撃を予測して左へ」
この流れるような一連の動きの、右ストレートを返した後の、相手の右ストレートをかわしたのは、反射神経によって反応したというよりは、予測して避けたように見えます。
0:19〜あたりからもわかるように、たしかにメイウェザーの反射神経は抜群ですが、経験則による相手の次の手の予測もまた抜群だと感じます。
厳密には違いますが、武道の先の先に通づるものがあると思います。
L字ガードからワンツー
やや拳が下がっていますが、L字ガードからのワンツーです。
リードのジャブは縦拳のように出し、右は相手の腕の上から被せるように打っています。
常に縦拳というわけではなく、基本、伏拳ですが、たまたまこのときは縦拳ぎみに出しています。
メイウェザーの練習風景
Youtubeで検索して、2020年6月29日現在、上位に表示されるメイウェザーの貴重な練習の様子です。
TMT(ザ・マネーチーム / The Moeny Team)というメイウェザー自身の会社のサンドバッグを使っていますね。
後半は、筋トレをしています。首を鍛えたり、腹筋ローラーを使って腹筋を鍛えています。
メイウェザーも腹筋ローラーで筋トレするんですね。
まとめ
ディフェンスの天才。5階級制覇、50戦無敗の伝説のボクサー、フロイド・メイウェザーについてまとめてみました。
メイウェザーのようにディフェンスをしたくて、動画を見て研究したところで、容易には真似できないと思います。
想像を絶する練習量によって得た技術なんだと感じました。
SNSなのか、インタビューかなにかで言ったセリフなのかわかりませんが、フロイドメイウェザーの有名な言葉に、
“When you are sleeping, I’m working… When you are working, I’m working.”
というものがあります。
僕は、この言葉をメイウェザーの公式Twitterで見たのですが、元ネタがどこなのかはよくわかりません。
ツイートする前に、どこかのインタビューで言っていたのかもしれません。
差をつけるなら、ライバルが休んでいる間にも努力をすることだということが大切だと教えてくれています。
このブログでは普段、筋トレのことを書いていて、格闘技のブログ記事を当初書く予定ではなかったのですが、格闘技と筋トレも関連した話題ということで、好評そうなら書いてみようと考えています。
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